(目的)

第1条　この訓令は、薩摩川内市職員安全衛生規則(平成16年薩摩川内市規則第49号)に定めるもののほか、訓練時における安全管理その他に関し必要な事項を定め、もって事故防止に資することを目的とする。

(訓練の計画的実施)

第2条　消防局長(以下「局長」という。)又は所属長(消防本部にあっては警防課長、消防署にあっては署長をいう。以下同じ。)は、訓練を安全かつ確実に実施できるよう年間計画及び月間計画をたて、訓練の計画的実施に努めなければならない。

(所属長の責務)

第3条　所属長は、消防における訓練の重要性を十分認識するとともに、安全管理の責任者として訓練時の事故防止に努めなければならない。

(安全主任者の設置)

第4条　訓練(局長が別に定める軽易なものを除く。以下同じ。)を実施する場合は、安全主任者を置かなければならない。

(安全主任者の職務)

第5条　安全主任者は、局長又は所属長の下で訓練の安全について統括し、訓練指揮者を補佐するとともに、次に掲げる事務を掌理する。

(訓練実施計画)

第6条　局長又は所属長は、訓練を実施する場合には、訓練指揮者にあらかじめ訓練実施計画を作成させなければならない。

(安全管理計画)

第7条　安全主任者は、安全管理計画に従い安全管理業務を円滑に実施するため、訓練を実施前、実施中及び実施後の3段階に区分した安全管理事項を定めるとともに、必要に応じ安全点検表を作成しなければならない。

(訓練前教育)

第8条　訓練指揮者は、訓練を実施する場合には、訓練実施計画をもって、訓練の内容、方法等を職員に十分理解させるとともに、展示、個人指導等必要な教育を行わなければならない。

(訓練指揮者の責務)

第9条　訓練指揮者は、訓練時において職員を直接指揮監督する者として安全管理計画に十分留意し、訓練実施計画に沿った訓練を実施するとともに、常に訓練の実施状況を的確に把握し、職員の事故防止に努めなければならない。

(安全主任者の責務)

第10条　安全主任者は、安全管理計画及び第7条に基づき必要に応じ作成する安全点検表に従い、当該訓練が安全かつ確実に実施されるよう監視するとともに、改善すべき事項を認めた場合は、訓練指揮者に改善措置を具申しなければならない。

(職員の責務)

第11条　職員は、訓練を通じ厳正な規律の確保及び適切な部隊行動並びに必要な消防技術の習得に励むとともに、自己管理を基本とした責任感及び相互信頼感を堅持し、訓練時の事故防止に努めなければならない。

(訓練終了後の検討)

第12条　訓練指揮者又は安全主任者は、訓練終了後、訓練参加職員の一部又は全部の参加を求め、事後検討を行わなければならない。

(記録等)

第13条　訓練指揮者は、次に掲げる訓練に関する記録を整備し、必要に応じ局長又は所属長に報告しなければならない。

(その他)

第14条　この訓令の施行に関し必要な事項は、局長が別に定める。