○薩摩川内市消防局の特殊標章及び身分証明書の交付に関する要綱

平成23年3月28日

消防局告示第1号

(目的)

第1条 この告示は、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(平成16年法律第112号。以下「国民保護法」という。)及び赤十字標章等及び特殊標章等に係る事務の運用に関するガイドライン(平成17年8月2日閣副安危第321号内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付内閣参事官(事態法制企画担当)通知)に基づき、薩摩川内市消防局の武力攻撃事態等における特殊標章等(国民保護法第158条第1項の特殊標章及び身分証明書をいう。以下同じ。)の交付に関する基準、手続等必要な事項を定めることを目的とする。

(定義及び様式)

第2条 この告示において、特殊標章とは、別表、別図第1及び別図第2で定めるところによる、腕章、帽章、旗及び車両章とする。

2 身分証明書の様式は、様式第1号によるものとする。

(交付の対象者)

第3条 消防局長(以下「局長」という。)は、武力攻撃事態等において国民保護法第16条の規定に基づき、局長が実施する国民の保護のための措置(以下「国民保護措置」という。)に係る職務等を行う者として、次に定める区分の者に対し、特殊標章等の交付を行うものとする。

(1) 局長の所轄の消防職員で国民保護措置に係る職務を行うもの

(2) 局長の委託により国民保護措置に係る業務を行う者

(3) 局長が実施する国民保護措置の実施に必要な援助について協力をする者

(交付の手続)

第4条 局長は、前条第1号に掲げる者に対し特殊標章等を交付するときは、特殊標章等の交付をした者に関する台帳(様式第2号)に登録するものとする。

2 局長は、前条第2号及び第3号に掲げる者に対し、原則として当該対象者からの特殊標章等に係る交付申請書(様式第3号)による申請に基づき、その内容を適正と認め、特殊標章等を交付したときは、前項の台帳に登録するものとする。

(腕章及び帽章の交付)

第5条 局長は、第3条第1号に掲げる者に対し、平時において、第2条第1項で規定する腕章及び帽章(以下「腕章等」という。)を交付するものとする。

2 局長は、第3条第2号及び第3号に掲げる者に対し、武力攻撃事態等において、腕章等を交付するものとする。

(旗及び車両章の交付)

第6条 局長は、前条の規定に基づき、腕章等を交付する場合において、必要に応じ、国民保護措置に係る職務、業務又は協力のために使用される場所若しくは車両、船舶、航空機等(以下「場所等」という。)を識別させるため、場所等ごとに第2条第1項で規定する旗又は車両章(以下「旗等」という。)をあわせて交付するものとする。

(訓練における使用)

第7条 局長は、国民保護措置についての訓練を実施する場合には、第3条第2号及び第3号に掲げる者に対し、腕章等を貸与することができるものとする。

2 局長は、前項の規定に基づき、腕章等を貸与する場合には、必要に応じ、場所等ごとに旗等をあわせて貸与することができるものとする。

(特殊標章の特例交付)

第8条 局長は、人命救助等のために特に緊急を要し、第3条第2号及び第3号に掲げる者からの申請を待ついとまがないと認めるときは、当該申請を待たずに特殊標章のみを交付することができるものとする。

2 前項の場合において、局長は必要と認めるときに、特殊標章を交付した者に対して返納を求めるものとする。

(特殊標章の再交付)

第9条 特殊標章の交付を受けた者は、特殊標章を紛失したとき、又は使用に堪えない程度に汚損若しくは破損した場合には、特殊標章再交付申請書(様式第4号)により速やかに局長に申請し、特殊標章の再交付を受けるものとする。

2 前項の規定により特殊標章の再交付を受ける場合(紛失した場合を除く。)は、汚損又は破損した特殊標章を返納しなければならない。

(身分証明書の交付)

第10条 局長は、第5条の規定により腕章等を交付した者に対し、第2条第2項に規定する身分証明書(以下「身分証明書」という。)を交付するものとする。

(身分証明書の携帯)

第11条 身分証明書の交付を受けた者は、特殊標章を使用する必要があるときは、身分証明書を携帯するものとする。

(身分証明書の再交付)

第12条 身分証明書の交付を受けた者は、身分証明書を紛失したとき、使用に堪えない程度に汚損若しくは破損したとき又は身分証明書の記載事項に異動があった場合には、身分証明書再交付申請書(様式第5号)により、速やかに局長に申請し、身分証明書の再交付を受けるものとする。

2 前項の規定により、身分証明書の再交付を受ける場合(紛失した場合を除く。)は、交付を受けた身分証明書を返納しなければならない。

(有効期間及び更新)

第13条 第5条第1項の規定により腕章等を交付した者に対して局長が交付する身分証明書の有効期間は、交付された者が第3条第1号に規定する身分を失ったときまでとする。

2 第5条第2項の規定により腕章等を交付した者に対して局長が武力攻撃事態等において交付する身分証明書の有効期間は、当該武力攻撃事態等の状況及び国民保護措置の内容に鑑み、局長が必要と認める期間とする。

3 身分証明書の更新手続は、第4条の規定に準じて行うものとする。

(保管)

第14条 局長は、申請書及び特殊標章等に番号を付し、厳重に保管するものとする。

2 特殊標章等の交付を受けた者は、国民保護措置に係る職務、業務又は協力を行っている場合及び訓練又は啓発のために用いる場合を除き、特殊標章等を厳重に保管するものとする。

(返納)

第15条 特殊標章等の交付を受けた者は、第3条各号に掲げる者でなくなったときその他の事由があったときは、特殊標章等を返納しなければならない。

(濫用の禁止)

第16条 特殊標章等の交付を受けた者は、特殊標章等を他人に譲渡し、又は貸与してはならない。

2 特殊標章等の交付を受けた者は、国民保護措置に係る職務、業務又は協力を行っている場合及び訓練又は啓発のために用いる場合を除き、特殊標章等を使用してはならない。

3 旗等により識別させることができる場所等については、当該場所等が専ら国民保護措置に係る職務、業務又は協力のために使用されていなければならない。

(周知)

第17条 局長は、特殊標章等を交付する者に対し、当該交付する際その他必要な機会を捉え、特殊標章等の意義、その使用及び管理等について説明を行い、あらかじめ周知を図るものとする。

(交付及び管理)

第18条 特殊標章等の交付及び管理に関する事務は、警防課において処理する。

(委任)

第19条 この告示に定めるもののほか、特殊標章等については、赤十字標章等及び特殊標章等に係る事務の運用に関するガイドラインに定めるところによる。

この告示は、令達の日から施行する。

(令和2年3月1日消防局告示第1号)

この告示は、告示の日から施行する。

別表(第2条関係)

区分

表示

制式

位置

寸法

材質

腕章

左腕に表示

別図第1、①のとおり

ビニール

① オレンジ色地に青色の正三角形とする。

② 三角形の一の角が垂直に上を向いている。

③ 三角形のいずれの角もオレンジ色地の縁に接していない。

※ 一連の登録番号を表面右下すみに付する。

(例:薩摩川内市消防局1)

帽章

帽子(ヘルメットを含む。)の前部中央に表示

別図第1、②のとおり

ステッカー又はワッペン又は塗色

施設の平面に展張又は掲揚又は表示、船舶に掲揚又は表示

別図第2、①のとおり

プリント又は塗色

車両章

車両の両側面及び後面に表示

別図第2、②(大)のとおり

マグネット又は塗色

航空機の両側面に表示

別図第2、②(小)のとおり

ステッカー又は塗色

(注) 腕章及び帽章は同時に付けるものとする。

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別図第1(第2条関係)

①腕章

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②帽章

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別図第2(第2条関係)

①旗

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②車両章

(大)

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(小)

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薩摩川内市消防局の特殊標章及び身分証明書の交付に関する要綱

平成23年3月28日 消防局告示第1号

(令和2年3月1日施行)