○薩摩川内市川内まごころ文学館条例施行規則
令和4年4月1日
規則第20号
(趣旨)
第1条 この規則は、薩摩川内市川内まごころ文学館条例(平成16年薩摩川内市条例第104号。以下「条例」という。)第30条の規定に基づき、薩摩川内市川内まごころ文学館(以下「文学館」という。)の管理及び運営に関し、必要な事項を定めるものとする。
2 前項の指定申請書には、次に掲げる書類を添付するものとする。
(1) 定款又はこれに類するもの
(2) 法人にあっては、当該法人の登記事項証明書
(3) 文学館の管理に関する業務の収支予算書
(4) 前項の指定申請書を提出する日の属する事業年度の収支予算書及び事業計画書並びに当該事業年度の前事業年度の収支計算書及び事業報告書
(5) 前各号に掲げるもののほか、市長が必要と認める書類
(入館券)
第4条 指定管理者は、条例第13条の許可をしたときは、別に定める入館券を交付するものとする。
(無料開放)
第5条 文学館に入館する者(以下「入館者」という。)のうち、次の各号のいずれかに該当する場合は、無料開放とする。
(1) 企画展示室等における市民による展示等の観覧
(2) 前号に掲げるもののほか、市長が認める場合
(1) 身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)第15条に規定する身体障害者手帳、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(昭和25年法律第123号)第45条に規定する精神障害者保健福祉手帳、療育手帳又は原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律施行規則(平成7年厚生省令第33号)に基づく医療特別手当証書、特別手当証書、原子爆弾小頭症手当証書、健康管理手当証書若しくは保健手当証書の交付を受けている者(1級から4級までの身体障害者手帳又は療育手帳の交付を受けている者にあっては、付添人1人を含む。)がその身分を証する書面を提示して入館する場合
(2) 市内の小学校、中学校、義務教育学校及び高等学校の児童及び生徒並びに引率者が教育課程に基づく学習活動として入館する場合
(3) 日曜日、土曜日又は国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)に規定する休日に入館する小学校(義務教育学校の前期課程を含む。)の児童若しくは中学校(義務教育学校の後期課程を含む。)若しくは高等学校の生徒又はこれらに準ずる者として市長が認めるものが入館する場合
(4) 前3号に掲げるほか、市長が適当と認める場合
(入館者の遵守事項)
第7条 入館者は、条例に定めるもののほか、次に掲げる事項を遵守しなければならない。
(1) 許可なく展示物に触れないこと。
(2) 展示室では、インク、墨類を使用しないこと。
(3) 所定の場所以外で飲食、喫煙又は火気の使用をしないこと。
(4) 静粛を旨とし、騒がしい行為をしないこと。
(5) 館内を汚さないこと。
(6) 前各号に掲げるもののほか、係員の指示に従うこと。
2 条例第23条の規定により特別の設備等を施し、又は備付けの器具以外の器具を使用しようとする者は、申請書に使用する器具の配置図その他必要な書類を添付して提出しなければならない。
(使用許可)
第9条 指定管理者は、申請書を受理したときは、その内容を審査し、適当と認めたときはこれを許可し、文学館使用許可書(様式第6号。以下「許可書」という。)を交付するものとする。
2 文学館の使用の許可は、申請書の提出の順による。ただし、市長が公益上特に必要があると認めるときは、この限りでない。
3 許可書の交付を受けた者(以下「使用者」という。)は、その使用に際し、許可書を携帯していなければならない。
(使用許可事項の変更等)
第10条 使用者は、その使用の許可を受けた事項を変更し、又はその使用を取り消そうとするときは、当該使用日の前日までに指定管理者に届け出なければならない。
(使用料の納入等)
第11条 使用者は、使用の許可を受けたときは、直ちに条例第20条第1項の規定による使用料を納入しなければならない。
2 条例第20条第1項ただし書の規定により使用料を後納できるものは、国、地方公共団体その他公共団体又は公共的団体とする。
(使用料の減免)
第12条 条例第20条第2項の規定により使用料を免除し、又は減額することができる場合及びその額は、次に定めるところによる。
(1) 市又は市の機関が主催する行事等に使用する場合 使用料を免除
(2) 市又は市の機関と共催して行う行事等に使用する場合(使用者が入場料その他これに類するものを徴収しない場合に限る。) 使用料(冷暖房に係る使用料を除く。以下この条において同じ。)を免除
(3) 公共的団体が公益上必要と認める事業に使用する場合(使用者が入場料その他これに類するものを徴収しない場合に限る。) 使用料を免除
(4) 市又は市の機関が後援して行う行事等に使用する場合(使用者が入場料その他これに類するものを徴収しない場合に限る。) 使用料の5割の額を減額
(使用料の還付)
第13条 条例第21条ただし書の規定により使用料の還付を受けようとする者は、文学館使用料還付申請書(様式第7号)を市長に提出しなければならない。
(使用後の点検)
第14条 使用者は、条例第24条第1項の規定により文学館の施設等その他の物件を原状に復したときは、係員の点検を受け、これを引き継がなければならない。
(販売行為等の禁止)
第15条 文学館の建物及び敷地内において、市長の許可なく売店を設置し、又は販売行為等をしてはならない。
(損傷等の届出)
第16条 入館者は、文学館の施設、設備、展示物その他の物件を損傷し、汚損し、又は滅失したときは、直ちに文学館損傷等届(様式第8号)により市長に届け出て、その指示に従わなければならない。
(損害賠償)
第17条 条例第26条に規定する損害賠償は、原則として原状回復又は現物をもってしなければならない。
2 前項に規定する場合において、現物の入手が特に困難と認められるときは、市長が指定するものをもって賠償することができる。
(資料等の寄贈又は寄託)
第18条 市長は、文学館において収集し、保管し、又は展示する必要があると認められる市にゆかりのある文学者の作品等(以下「資料等」という。)の寄贈又は寄託を受けることができる。
2 資料等を寄贈又は寄託しようとする者は、あらかじめ市長にその旨申し出るものとする。この場合において、資料等を寄贈又は寄託しようとする者は、資料寄贈・寄託申出書(様式第9号)を市長に提出するものとする。
(寄託資料等の管理)
第19条 寄託された資料等の管理は、文学館所蔵の資料等の管理に準ずるものとする。
(寄託資料等の返還)
第20条 寄託された資料等は、寄託した者の請求又は文学館の都合により、寄託資料預り証と引換えに返還する。
(経費の負担)
第21条 寄贈又は寄託に要する経費は、寄贈した者又は寄託した者の負担とする。ただし、市長が必要と認めた場合は、この限りでない。
(資料等の館内閲覧)
第22条 文学館の資料等の館内閲覧は、所定の場所で行わなければならない。
(撮影等の制限等)
第23条 文学館の資料等の撮影、模写、模造等(以下この条において「撮影等」という。)をしてはならない。ただし、学術研究等のため、市長が特別の理由があると認めるときは、この限りでない。
2 前項ただし書の規定により撮影等をしようとする者は、市長の許可を受けなければならない。
3 市長は、前項の許可をするに当たり、資料等の管理上必要な条件を付することができる。
(貸出し禁止)
第24条 文学館が収集し、保管し、又は展示する資料等の館外貸出しは、行わない。ただし、市長が特に適当であると認めたものについては、この限りでない。
(その他)
第25条 この規則に定めるもののほか、文学館の管理及び運営について必要な事項は、市長が別に定める。
附則
(施行期日)
1 この規則は、公布の日から施行する。
(経過措置)
2 この規則の施行の日の前日までに、薩摩川内市川内まごころ文学館条例施行規則(平成16年教育委員会規則第41号)の規定によりなされた処分、手続その他の行為は、この規則の相当規定によりなされたものとみなす。